人生の目的は多くの人が達成できない

例えばあなたの目標が「世界征服」だったとする。

「みんなに虐げられてもう世界が嫌になった。復讐してやる。アンフェアにはアンフェアをだ!」

という動機・モチベーションから世界征服を企むことにしたとする。

 

そうすると、バカでなければこう考えるだろう。

世界征服をするためには、何をするべきか。

サイバー攻撃の能力を身につければ、核の抑止力のようなものを自分でも持てるのではないかと考える。

ならばサイバー攻撃をするためには、何をするべきか。

ITを学ぶ必要がある。

ならばITを学ぶためには、何をするべきか。

本を読んでもわからないから学校へ行って学ぶ。

 

ここで、スタックには世界征服、サイバー攻撃、IT、学校が入っている。

学校へ行きITを学び、ITを学び終えれば、サイバー攻撃を学ぶ必要があり、サイバー攻撃を学んで実行すれば、世界征服が達成される、と言ったように、上の階層に向けて下から順に積んでいく必要がある。

 

 

そして、3年かけてITをみっちり学び、世界中の脆弱なIoT機器を踏み台に一箇所を攻撃できるものを作れるようになったとする。

そうしたら、ITをもっと極めたい、GAFAで勤めて、その中でトップを目指したい、という気持ちになるかもしれない。

大学内で友達ができて、こいつとイケてるベンチャー作ってカネ儲けしてぇ!ってなるかもしれない。

大学一年目で彼女ができて、おめぇのことぜってぇまもっから卍、子供産まれた?学校辞めて一生懸命バイトして生活費稼いでやっから卍ってなるかもしれない。

 

 

世界征服を達成するためには時間がかかる。

なぜなら何階層も準備しなければならないことがあるから。

そして何階層か進んだら、目指す目標が変わってしまうかもしれない。いや、多くの人は変わってしまう。

なぜなら、長い時間が経つことで考え方が変わり、動機・モチベーションを忘れてしまう、または気にしなくなってしまうから。

もしくは、やる気が無くなってしまうから。頑張って頑張って、例えばITを学び続けて、やっと自分のものになった。さて次の目標は?サイバー攻撃。あぁまた気の遠い話だ。となってしまう。

 

目的に対する各階層の目標を達成し、次の目標へワンステップ上がるとき、最初に立てた目標階層一覧では見えてこなかった問題が山ほど見えてくる。

例えば、サイバー攻撃の技術は学んだけど、海外のサーバを借りるために英語が多少はわからないとダメだとか、一人じゃ難しいからチームが必要だ、計画が必要だ、どのサーバへ攻撃すれば効率よく世界を混乱させられるか、そうは言っても一発で混乱させて戦争になるほどまでにしてはいけないから、みねうちに抑えるにはどれくらいがいいか、などなど。

それをするためにハッカーコミュニティに入ったり、現在の世界経済や国ごとの関係性を学んだり、ああ、なんか面倒。それより、ITでプロダクト作って売りたいな。世界征服を一応目的に目標立てて来たから、他の人より格段にIT技術あるし。なんなら世界征服じゃなくても、そこら辺の証券会社狙って、カネ儲けして、マイアミビーチでカクテル飲む生活したいな。目的を世界征服から資産100億の天才ハッカーになることに変更しよう。

これは堕落ではなく、計画変更。そうやって正当化?して、目的と目標を下げていくのが目に見えませんか?

長時間経つことで、「虐げられたからリベンジだ!」というモチベーションを忘れてしまうこと、考え方が変わってしまうこと、疲れてしまうことによって、最初の(一番高い)目的は達成できなくなってしまう。

 

世界征服がわかりづらい?

なら自分の叶いそうで叶わなそうな一番大きな目的は何か?

例えば都心の一等地に一軒家建てて美人芸能人と暮らすぞ!一軒家建てるために、デカイ仕事するぞ!デカイ仕事をし、かつ美人芸能人と知り合うために、テレビ局に勤めるぞ!制作会社に入って、まずは深夜で伝説になるような番組を作るぞー!(マスオ)

→制作会社でディレクターになった。芸能人と多少のカネができた。芸能人の中でクスリと闇営業が流行ってるらしい。そういえばこの前反社の人と一回だけ話して、芸能人の客を探してるって言ってたな。個人で仲介ビジネス始めよ。(クスリと闇営業はやってはいけませんよ!!!!!!!!)

あとは純粋に

→制作会社つらい。もう嫌だ。一生ADでいいや。と思っていたけどディレクターになった。ADやバイトをこき使って自分は楽しよう。

とか。

 

 

人は変わる。だから、一番最初のモチベと目的によって建てられた目標の階層を、忘れたり変えたりしてしまうのではないか。

そして最初の目的や目標のレベルから下がる一方なのではないか。

これが一番いいたかったこと。

 

ではどうするべきか?

目標はとりあえずビッグなものにしておく。どうせ下がる可能性が高いから。下がらなかったらすごいよ。でも無理に下げなくていいんだよ。いけそうでいけなそう、だけど頑張ればいけそうだなっていうレベルのものにしないと意味ない。

あとは大きい目的や目標の中に、小さい目的(例えば三ヶ月後、10キロ痩せる。半年後、ITの資格を取るなど。)を考えて、まずはそこに向かって目標をまた階層的に考える。

大きな目的だけだとアバウトで自分でも曖昧になってしまうから。

そして、大きな目標の境目は、スムーズに行くように、その前後の小さな目的の中の目標で、行動しておくこと。

例えば世界征服の例なら、あらかじめチームが必要なことを学校にいるうちに考え、友達を誘ったり、ハッカーサークルを作ったり、Tor(いわゆるダークウェブ?)で情報集めしたり。そうすれば、サイバー攻撃への情熱は冷めない。もしくは、学校にいる間に世界征服・サイバー攻撃なんてバカらしいな、と気づけば、計画変更が早くできる。

大きな目標と目標の間の移行期間は、自分は何がしたいんだろう、ってよくわからなくなって辛い(実体験)。

 

この、ビッグな目的と目標階層、その中の小さな目的と目標階層、移行期間はスムーズに、の三つが大事!!!!!!!!!!!!

 

ちなみに、僕は世界征服するつもりはないし、虐げられてもいない。(虐げられている人で、社会人になってからそう感じる人は、その人が心を開いていないだけ。子供の頃から感じているという人は、家庭環境が問題。と考えている。僕は心を開くときと開かないときがあったのでわかる。小さい頃は普通だったけど、小さい頃に捻り潰されたならそれは治りづらいってのは、今まで見た人からそう思う。全然関係ない話なのでカッコ閉じ。)

 

 

ちなみにここまで書いて、この理論は論理的かもしれないけど前提が間違っていると思った。

一番最初に物事を習い始めるときに、世界征服してやる!豪邸建ててやる!って思う人いないや。

このスポーツが楽しいから、プログラミングが楽しそうだから、英語の勉強してみたいから、っていう、好奇心から、じゃあ世界で活躍する人になろうみたいな目的が生まれる人か、

なんとなくやりたいことはないけどここまで来てしまった。自分の強みは何だろう。あ、計算に強いことか、あ、子供との触れ合いがうまいことか、あ、集中力が高いことか、っていうシーズ(技術力)から、じゃあこれを生かした仕事に就きたいっていう目的が生まれる人の二種類に分けられそう。

 

そして今書いて思ったのは、前者の好奇心から技術を学ぶ人は、技術力が高くなるし最終目的も高くなりそう(世界で活躍とか)。一方後者は、たまたま見つけた自分の強みを生かしてできることを考えるっていう手順だから、保守的で、狭まった考え方になって、どういう職に就くとかっていう小さい目的になりそう。

あくまで、なりそう、だから実際は知らん。

 

タイトルの、人生の目的は多くの人が達成できない、ってのはネガティブではない。

多くの人が時間が経つにつれて本当にやりたかったことを、今という瞬間に集中して生き続けることで忘れてしまってないか?大きい目的を立て直して、目標の階層考えて、その中にまた小さい目的と目標たてて頑張ろうや、っていう話。